「何でも言うがいい。オレが叶える……絶対に」
「よかった……なら言えますね。ゼル様、幸せになって……この国の誰よりも。私と会ったことも楽しい思い出のひとつにして……あの子たちやレイ、他にも多くの人たちと手を取り合って歩んで行ってください。悲しいことで誰かを想うことはあっても下を向かず、後ろに続く多くの人たちに道を示して続けてあげて欲しい」
「それで……いいのか?」
「ええ。私だって生まれたこの国が大好きでしたから……ゼル様が王様になって、どんな素敵な国になっていくのか、お空の上から楽しみにしてます」
「……ああ、必ず」
そのころには、ラナの瞳の光は少しずつ弱まり始めていた。言おうとした言葉を飲み込んで頷いてくれたジェラルドに礼をいうと、次いで彼女は、レミュールとマーシャに向き合い、唇を尖らせる。
「レミュール、マーシャ。あなたたち以外がゼル様と結ばれるなんて私許さないからね」
「ラナ……でもわたくしたちは」
引け目を感じているレミュールの鼻先にびしっと指を付きつけ、ラナは悪戯っぽい調子で告げた。
「よかった……なら言えますね。ゼル様、幸せになって……この国の誰よりも。私と会ったことも楽しい思い出のひとつにして……あの子たちやレイ、他にも多くの人たちと手を取り合って歩んで行ってください。悲しいことで誰かを想うことはあっても下を向かず、後ろに続く多くの人たちに道を示して続けてあげて欲しい」
「それで……いいのか?」
「ええ。私だって生まれたこの国が大好きでしたから……ゼル様が王様になって、どんな素敵な国になっていくのか、お空の上から楽しみにしてます」
「……ああ、必ず」
そのころには、ラナの瞳の光は少しずつ弱まり始めていた。言おうとした言葉を飲み込んで頷いてくれたジェラルドに礼をいうと、次いで彼女は、レミュールとマーシャに向き合い、唇を尖らせる。
「レミュール、マーシャ。あなたたち以外がゼル様と結ばれるなんて私許さないからね」
「ラナ……でもわたくしたちは」
引け目を感じているレミュールの鼻先にびしっと指を付きつけ、ラナは悪戯っぽい調子で告げた。



