次に女神が話してくれたのは、封印の後の話で……彼女は聖女伝いに王家の者たちへ、然るべき血筋の者だけに力を操る術を教え、あの時計塔の保持にのみそれを当てよと命じたのだという……。しかし、それでもうまくは隠し通せず、結果こうしてふたつの国は大きく魔法に頼った発展を遂げてしまったようだった。
「時計塔に集められたもの、封印の地から漏れだしたものなど……多くの魔力が国中に拡散してしまえば、やがて魔力を扱う者や、その存在が表にが現わるのはおかしなことではない。しかし人間たちがここまでの速さでそれを自らの生活に組み込むとは、思いもよらなかった……。それもまた荒廃した大地や大気を伝ってリズバーンの身体に流入し、奴の復活を早めてしまったのです」
「はぁ~……」
大まかな事情が明らかとなり、しばしセシリーは疲れたように目を瞑り、深呼吸を繰り返した。壮大な時の流れが、ざあっと頭の中を通り過ぎて行ったような、そんな感慨に打たれながら……セシリーはやっとの思いで次の一言を発した。
「それじゃ、なんとしてでも、もう一回封印を……」
「――おそらくそれは不可能です」
「え……なんでっ!? どうしてなんです!」
「時計塔に集められたもの、封印の地から漏れだしたものなど……多くの魔力が国中に拡散してしまえば、やがて魔力を扱う者や、その存在が表にが現わるのはおかしなことではない。しかし人間たちがここまでの速さでそれを自らの生活に組み込むとは、思いもよらなかった……。それもまた荒廃した大地や大気を伝ってリズバーンの身体に流入し、奴の復活を早めてしまったのです」
「はぁ~……」
大まかな事情が明らかとなり、しばしセシリーは疲れたように目を瞑り、深呼吸を繰り返した。壮大な時の流れが、ざあっと頭の中を通り過ぎて行ったような、そんな感慨に打たれながら……セシリーはやっとの思いで次の一言を発した。
「それじゃ、なんとしてでも、もう一回封印を……」
「――おそらくそれは不可能です」
「え……なんでっ!? どうしてなんです!」



