普通に考えて、十人の男性にレミュールとセシリーどちらと付き合うかと聞けば、ほぼ十人ともセシリーのような珍獣ではなく、目の前の美しいレミュール嬢を選ぶだろう。ならば身の安全は心配あるまいと妙な納得をしたセシリーの鼻を、とてもよい香りが刺激し、部屋の扉がカチリと開く。
「あっ、目が覚めたんですね。丁度お茶を淹れて来たところですから、よかったらどうぞ」
カートを押しながら入って来たのはこれもまた銀髪銀目の女性だった。セシリーよりかはやや上に見える可愛らしい雰囲気の女性で、頭の上でマフィンのように丸くまとめた髪が似合っている。
彼女は手際よくテーブル席に茶菓子と茶を用意し、セシリーたちを手招きした。
「どうぞどうぞ。お話はお茶をいただきながらゆっくりしましょうね」
「おぉ……」
丸一日何も食べずにいたセシリーは、きゅるきゅるとお腹を鳴らしながら両手をふらふら伸ばし、テーブル席ににじり寄っていく。そんな彼女を見かねたレミュールが腰に手を当て短い息を吐く。
「あっ、目が覚めたんですね。丁度お茶を淹れて来たところですから、よかったらどうぞ」
カートを押しながら入って来たのはこれもまた銀髪銀目の女性だった。セシリーよりかはやや上に見える可愛らしい雰囲気の女性で、頭の上でマフィンのように丸くまとめた髪が似合っている。
彼女は手際よくテーブル席に茶菓子と茶を用意し、セシリーたちを手招きした。
「どうぞどうぞ。お話はお茶をいただきながらゆっくりしましょうね」
「おぉ……」
丸一日何も食べずにいたセシリーは、きゅるきゅるとお腹を鳴らしながら両手をふらふら伸ばし、テーブル席ににじり寄っていく。そんな彼女を見かねたレミュールが腰に手を当て短い息を吐く。



