◆
――ぴとん……ぴとん。
「う……」
どこからか滴る水音に、セシリーは目を覚ます。
気怠い体を起こし、セシリーはざらついた感触に顔をしかめる。頬の下には冷たい石があり、寝かされていたのが地面だとわかった。そして、少し離れたところには太い鉄柵。
牢屋――それを認識した後、セシリーの身体は再び脱力する。
「なんで、なによここ……。あ、れ……私、どうしてたんだっけ? 騎士団を出て、でもあの顔じゃ家に帰れないし、どこか喫茶店でも寄って落ち着こうって……」
おそらく、そんなに経っていないのだろう。悲しい出来事がすぐにセシリーの頭の中に呼び起こされた。といっても、リュアンから共に踊ることを拒否されたという、そんな程度のことだ。
――ぴとん……ぴとん。
「う……」
どこからか滴る水音に、セシリーは目を覚ます。
気怠い体を起こし、セシリーはざらついた感触に顔をしかめる。頬の下には冷たい石があり、寝かされていたのが地面だとわかった。そして、少し離れたところには太い鉄柵。
牢屋――それを認識した後、セシリーの身体は再び脱力する。
「なんで、なによここ……。あ、れ……私、どうしてたんだっけ? 騎士団を出て、でもあの顔じゃ家に帰れないし、どこか喫茶店でも寄って落ち着こうって……」
おそらく、そんなに経っていないのだろう。悲しい出来事がすぐにセシリーの頭の中に呼び起こされた。といっても、リュアンから共に踊ることを拒否されたという、そんな程度のことだ。



