ティシエルはそれをひとつ手に取ると、陽に透かし呟いた。
「一番よく取れるのはお隣の国との境目のリズバーン砂丘付近って話だけど、あんなとこ魔物が大量発生してて危ないから誰も近づけないよね。どうしてか、あのあたりだけ魔力の濃度が異常に高いのに……反対に国の端っこになると、魔力も薄いし魔石もほとんど見つからないの」
「魔石の分布状況と同じように、ファーリスデルでは東端、ガレイタムでは西端の土地に行くにつれ、魔法使いが生まれにくい傾向にあるらしいな。やはり魔力の濃度が我々の身体にも影響を及ぼしているのか……」
「魔力とか、魔石とかって……一体何なんでしょう。国も魔石をガレイタム以外の国外に持ち出すのを禁じてますし。どうしてか知ってたりしませんか? リュアン様」
「……いや」
魔法関連のこととなると興味が湧くのか、会話に加わったリュアンに話を振るが、彼は間をおいてまた押し黙る。ティシエルは魔石を元の山に戻すと、きゅっと握った両手を前にこう力説した。
「一番よく取れるのはお隣の国との境目のリズバーン砂丘付近って話だけど、あんなとこ魔物が大量発生してて危ないから誰も近づけないよね。どうしてか、あのあたりだけ魔力の濃度が異常に高いのに……反対に国の端っこになると、魔力も薄いし魔石もほとんど見つからないの」
「魔石の分布状況と同じように、ファーリスデルでは東端、ガレイタムでは西端の土地に行くにつれ、魔法使いが生まれにくい傾向にあるらしいな。やはり魔力の濃度が我々の身体にも影響を及ぼしているのか……」
「魔力とか、魔石とかって……一体何なんでしょう。国も魔石をガレイタム以外の国外に持ち出すのを禁じてますし。どうしてか知ってたりしませんか? リュアン様」
「……いや」
魔法関連のこととなると興味が湧くのか、会話に加わったリュアンに話を振るが、彼は間をおいてまた押し黙る。ティシエルは魔石を元の山に戻すと、きゅっと握った両手を前にこう力説した。



