野いちご学園高等部チアリーダー部は地域の夏祭りに呼ばれた。
 6月のことだった。
 野いちご町、野いちご公園で行われる。夏祭りにはステージがあって、そこでダンスをする。

 当日天気はよかった。日差しは強く、うだるように暑かった。メンバーはすでに衣装だった。汗が噴き出る。若くみずみずしい肌が美しい。
 メンバーは広いとこでリハをした。汗をいっぱいかいた。
 青春の香りがただよった。足を振り上げたりした。
 リハが終わった。メンバーは抱き合ったり、じゃれたりした。きゃーきゃーわめいた。青春の香りがした。
 そのあと、夏祭りを回ることにした。メンバーは屋台を回った。きゃーきゃーいいながら、回った。クレープ屋に並んだ。みんなの青春の香りがした。
 クレープを購入すると、その辺でたむろして、立って食べた。クレープの臭いがした。

 いよいよステージの時間が近づいた。芝生の広場にステージはあった。ステージ横にはテントがあり、音響機器があった。メンバーはステージ横でスタンバイした。
 主にメンバーの親が見に来ていた。友人も来ていた。みんな自分の親に手を振った。親たちがスマホをかざしていた。
 音楽が始まる。メンバーは舞台に出る。みんな、立ち位置についた。みんな踊りだした。足を振り上げたり、ポーズをとったりした。
 みんな一生懸命踊った。汗が噴き出る。いったんメンバー全員が舞台から退くと、今度はグループでの演舞。グループごとに踊った。

 演舞が終了した。ステージから離れて、広いところで家族、友人の撮影会が始まる。メンバー全員が並んだ。家族、友人がスマホやカメラを構えて撮った。そうして解散した。

 またきゃーきゃーいって騒いだ。

 みんなで、また屋台を回った。

 だべったりした。