((え、と……これはその、なんていうか……。
わぁー!”キュン”だー!いう……その、))
((かっこいいなぁー、みたいな!?、
ほら!あれだよあれ!あこがれ!))
片瀬さんに…
そんなふうに思ってもらえる茶ノ宮が、
うらやましくてたまらなかったんだ…。
「……」
天井をぼんやりと眺めていると、
左腕をぷにぷにされる感覚に気づく。
ん……なんだ………?
見ると隣に…
「……っ」
片瀬さんがいた。
え!?か、か、か、片瀬さん!?
布団からはみ出た俺の
腕の血管をぷにぷにしてる。
てか……
本当かわいいなぁ………。
そんな血管好きなのかよ。