「そういえば、お前の部署の有森って子、
なかなかの野心家だねぇ」
須崎専務は煙草を手に、苦々しい笑みを浮かべた。
「どうして有森が…?」
「いや〜、あの子さ。
常務に倉木君とペアを組ませてほしいと、酒の席で取り入ったらしい。」
「いくら頼まれたからって、そんなことがまかり通るんですか?」
「ん〜、ここだけの話だが、多分あの子、常務と寝たな。飲み会のあと、二人で消えたし」
「何やってんですか...」
僕は呆れたように呟いた。
有森も有森だが、常務も常務だ。
孫ほど年も離れた娘の色仕掛けにかかるとは···。しかも、常務は既婚者だ。
本当にどいつもこいつも理性が保てない情けない奴らだ。
「おいおい、俺に言うなよ。
言うなら、常務に言えよ。
俺だったら、ちゃんとNOと突っぱねてたね」
「あの乳を目の前にしてもですか?」
僕は成人君主ぶる須崎専務にかまをかける。
「あー、あの乳かぁ。
ちょっと負けちゃうかもなぁ」
須崎専務は腕組みを組んで考え込んでいる。
「まあ、乳の話はいいです。
それより、ペアは決定事項なんですか?
酒の席での話なら、いくらでも取り消せるでしょう?」
「前まではペア決めは常義が決めてたけど、最近は忙しくて常務に任せてるからね。あの常務、女の子に弱いから承諾した手前、取り消さないでしょ。しかも、既婚者の立場で手を出したとなれば尚更…。」
そういえば、昨日も常務は秋月先輩の隣を長い時間独占していたのを思い出す。
なかなかの野心家だねぇ」
須崎専務は煙草を手に、苦々しい笑みを浮かべた。
「どうして有森が…?」
「いや〜、あの子さ。
常務に倉木君とペアを組ませてほしいと、酒の席で取り入ったらしい。」
「いくら頼まれたからって、そんなことがまかり通るんですか?」
「ん〜、ここだけの話だが、多分あの子、常務と寝たな。飲み会のあと、二人で消えたし」
「何やってんですか...」
僕は呆れたように呟いた。
有森も有森だが、常務も常務だ。
孫ほど年も離れた娘の色仕掛けにかかるとは···。しかも、常務は既婚者だ。
本当にどいつもこいつも理性が保てない情けない奴らだ。
「おいおい、俺に言うなよ。
言うなら、常務に言えよ。
俺だったら、ちゃんとNOと突っぱねてたね」
「あの乳を目の前にしてもですか?」
僕は成人君主ぶる須崎専務にかまをかける。
「あー、あの乳かぁ。
ちょっと負けちゃうかもなぁ」
須崎専務は腕組みを組んで考え込んでいる。
「まあ、乳の話はいいです。
それより、ペアは決定事項なんですか?
酒の席での話なら、いくらでも取り消せるでしょう?」
「前まではペア決めは常義が決めてたけど、最近は忙しくて常務に任せてるからね。あの常務、女の子に弱いから承諾した手前、取り消さないでしょ。しかも、既婚者の立場で手を出したとなれば尚更…。」
そういえば、昨日も常務は秋月先輩の隣を長い時間独占していたのを思い出す。



