僕はゲームを切りのいいところで終わらせると、スマートフォンを上着のポケットにしまう。
「あれ?栞奈、私の机の上に置いてた資料知らない?」
すると、秋月先輩の声が耳に届いて顔を上げた。
「え?資料?机の上においてたの?」
「うん。置いてたはずなんだけど、おかしいな〜。赤とピンクの縞々の付箋を貼ってたやつなんだけど」
秋月先輩は困った顔で自分の机の中を探している。
「え?大丈夫なの?」
「あっ、でも、念のためUSBに保存しておいたから大丈夫なんだけど…。」
秋月先輩はUSBメモリを取り出すとパソコンに差し込んだ。
僕は先程、有森がシュレッダーの前に立っていた事を思い出す。
嫌な予感がしてシュレッダーの前まで行くとゴミタンクを開けた。
すると、粉砕した白い書類に混ざって
赤とピンクのゴミが混ざっていた。
多分これは秋月先輩が言ってた赤とピンク
の付箋だろう。
有森のやつ····。
何故こんな事を···──。
ここで本人に追求したところで、残念ながら有森がやったという確信的な証拠はない···。
「秋月先輩…、次からは大事な資料は鍵のついた引き出しにしまったほうがいいですよ···」
僕は一言、秋月先輩に忠告すると
「えっ···うん。ありがとう···」
とキョトンとした顔の先輩を横目に
自分の席へと戻っていった。
「あれ?栞奈、私の机の上に置いてた資料知らない?」
すると、秋月先輩の声が耳に届いて顔を上げた。
「え?資料?机の上においてたの?」
「うん。置いてたはずなんだけど、おかしいな〜。赤とピンクの縞々の付箋を貼ってたやつなんだけど」
秋月先輩は困った顔で自分の机の中を探している。
「え?大丈夫なの?」
「あっ、でも、念のためUSBに保存しておいたから大丈夫なんだけど…。」
秋月先輩はUSBメモリを取り出すとパソコンに差し込んだ。
僕は先程、有森がシュレッダーの前に立っていた事を思い出す。
嫌な予感がしてシュレッダーの前まで行くとゴミタンクを開けた。
すると、粉砕した白い書類に混ざって
赤とピンクのゴミが混ざっていた。
多分これは秋月先輩が言ってた赤とピンク
の付箋だろう。
有森のやつ····。
何故こんな事を···──。
ここで本人に追求したところで、残念ながら有森がやったという確信的な証拠はない···。
「秋月先輩…、次からは大事な資料は鍵のついた引き出しにしまったほうがいいですよ···」
僕は一言、秋月先輩に忠告すると
「えっ···うん。ありがとう···」
とキョトンとした顔の先輩を横目に
自分の席へと戻っていった。



