「だめだって。桃季待ってるよ?桃季のとこ、戻ってあげなきゃ。」

「……」

「…………いいもん」

あんな血だらけで。、

せっかく桃季に買ってもらった服汚しちゃって。。

また……嫌われちゃった。っ。

せっかくっ…、オシャレしたのにぃー……っ。

私が会いに行こうとしたりするから……っ、

桃季……、いっぱい泣いてた…………。

手…、…血だらけにしちゃった。

………………………………わたしのせい。

戻った所で……っ、

戻った所で……困らせる…、…だけだもん。

「ももきは…、世界で1番かっこいいもん。っ、かわいい女の子と今頃イチャイチャしてるから……っ、いいもん。私は………っ、邪魔者になっちゃうもん…!!」

「ほんとにー……。かわいいなぁ。ってかこら!違うだろ!世界で1番かっこいいのは兄ちゃんだろ?」

「……っ、」

「あ、!そんなぷくぷくしたら
芹奈のほっぺ、大きくなっちまうぞー?」

「……いいもん。別に。」

「せっかくママに可愛く産んでもらったんだから」

「でも嫌われちゃったもん……っ、嫌われちゃったよー…ぉ。、えぇーーーーーーーーーん…っ…」

不貞腐れるように地面に突っ伏した。