金曜日の放課後、もじもじと「皐月くんってパン、好き?」と聞かれた。
そういえば莉央はパンが好きなんだっけと思い出す。
「好きだよ」と答えると、「休みの日って何時ごろ起きるの?」と。
「平日に比べるとだいぶ寝るよ。七時とか八時とか」
莉央の顔がぱあっと明るくなる。
「じゃあ、よかったら……一緒にパン食べにいかない?」
「うん、いいよ。……でもなんで俺のだらけた朝覗いたの?」
「朝食バイキング。近くに、パンの食べ放題のお店があるの。九十分で千円ちょっと」
こんなにうきうきと話されたらたまらない。がらす玉みたいな目をきらきらさせて、かわいいほっぺたをわくわくとほんのり赤く染めている。
天使にごはんに誘われた。これを断る理由はない。俺の頭はこれにちゃんとのっかるくらいにはある。
そういえば莉央はパンが好きなんだっけと思い出す。
「好きだよ」と答えると、「休みの日って何時ごろ起きるの?」と。
「平日に比べるとだいぶ寝るよ。七時とか八時とか」
莉央の顔がぱあっと明るくなる。
「じゃあ、よかったら……一緒にパン食べにいかない?」
「うん、いいよ。……でもなんで俺のだらけた朝覗いたの?」
「朝食バイキング。近くに、パンの食べ放題のお店があるの。九十分で千円ちょっと」
こんなにうきうきと話されたらたまらない。がらす玉みたいな目をきらきらさせて、かわいいほっぺたをわくわくとほんのり赤く染めている。
天使にごはんに誘われた。これを断る理由はない。俺の頭はこれにちゃんとのっかるくらいにはある。



