来世なんていらない

無数の癒えない傷が私の腕に刻まれている。

白くなっていたり、グレーのシミみたいだったり、
まだ新しい、生々しいものもある。

剥がれかけている絆創膏。
その下が痒い。

「痛い?」

小高くんの問いに、首を横に振った。

「痛かった?」

これには首を縦に頷いた。

「痛くても平気なの?」

「分かんない」

その瞬間、平気かどうかなんて分かんない。
切りたいとか、本当は切りたくないとか、そんなことの分別すらつかなくなるくらい、頭の中は「切らなきゃ」でいっぱいになる。

体中を駆け巡る憎悪を、
胸をいっぱいにする虚無感、孤独、絶望。

どれだけ叫んでも物に当たっても晴らせない。

だって私が悪いから。
私が…私自身が悪なんだから、私を消さなきゃ意味が無い。

その後にもっと強い絶望や後悔が押し寄せることは分かっていても、私は自分の行動を止められない。