みんながお弁当を広げたり、お喋りに夢中になって全然食べなかったり、すごく嬉しそうに過ごしているのを見ながら、私もリュックからこっそりおにぎりを取った。
ペリッ…。
ビニールの包みとテープが破ける音。
こんなに騒がしい中でも、自分の立てる音がはっきりと聴こえる。
私の周りには誰も居ないみたいだった。
「何、それ」
また頭の上から声がして、あぁ…嫌だな…って思いながら見上げたら、やっぱり武田さんだった。
この人は、一日何回か私にちょっかいを出すってノルマでも課せられているのだろうか。
嫌いなら関わらなきゃいいのに。
わざわざ嫌な気持ちになったって生産性なんて無い。お互いに。
「え…っと…」
「それ、何って聞いてんの」
「おにぎり…」
「分かってるわよそんなこと!」
「…」
「なんでお弁当じゃないの」
りいさー、どうしたのって周りの女子達が私達に気付き始める。
何人かはお弁当も食べ終わって、他のクラスの友達とおやつ交換しようって、ここから離れた人達もいた。
男子達もバラバラに遊び始めている。
残ったニ、三人くらいの女子と、小高くん、小高くんの友達の男子がチラッとこっちを見た。
小高くんが立ち上がりかけて腰を浮かせた。
両膝をつく形で私を見てる。
来ないで…。
ペリッ…。
ビニールの包みとテープが破ける音。
こんなに騒がしい中でも、自分の立てる音がはっきりと聴こえる。
私の周りには誰も居ないみたいだった。
「何、それ」
また頭の上から声がして、あぁ…嫌だな…って思いながら見上げたら、やっぱり武田さんだった。
この人は、一日何回か私にちょっかいを出すってノルマでも課せられているのだろうか。
嫌いなら関わらなきゃいいのに。
わざわざ嫌な気持ちになったって生産性なんて無い。お互いに。
「え…っと…」
「それ、何って聞いてんの」
「おにぎり…」
「分かってるわよそんなこと!」
「…」
「なんでお弁当じゃないの」
りいさー、どうしたのって周りの女子達が私達に気付き始める。
何人かはお弁当も食べ終わって、他のクラスの友達とおやつ交換しようって、ここから離れた人達もいた。
男子達もバラバラに遊び始めている。
残ったニ、三人くらいの女子と、小高くん、小高くんの友達の男子がチラッとこっちを見た。
小高くんが立ち上がりかけて腰を浮かせた。
両膝をつく形で私を見てる。
来ないで…。



