修にジッと見られていると、つい手元が狂ってしまいそうになるから要注意だ。
「それより、大丈夫?」
泡立て器を使って卵をかき混ぜていると、心配そうな修の目と視線がぶつかる。
「え、なにが?」
「さっき居眠りしてたでしょ? 普段そういうことないから気になってて」
居眠りをしていたところを見られていたことが恥ずかしくて手が止まってしまう。
同時に普段から修が自分を見ていたことがわかって反応に困ってしまった。
私のこと見ていてくれたんだ?
なんて、もちろん言えないし。
「ね、寝不足だったから」
「あぁ、そうだよね。目の下にクマができてたもんね」
「まだ、できてる?」
聞くと修はグイッと体を寄せてきた。
急に近づいた距離に心臓がドクンッと大きく撥ねる。
思わず後ずさりしてしまいそうになるのをグッとこらえた。
「少しマシになってる。昨日は眠れなかったんだっけ?」
「う、うん」
「じゃあ、今日はちゃんと眠れるといいね」
そう言ってニッコリと微笑む顔にやられてしまう。
昨日は恐怖で眠れなかったけれど、今日は別の意味で眠れないかもしれない。
そんな予感がしていたのだった。
「それより、大丈夫?」
泡立て器を使って卵をかき混ぜていると、心配そうな修の目と視線がぶつかる。
「え、なにが?」
「さっき居眠りしてたでしょ? 普段そういうことないから気になってて」
居眠りをしていたところを見られていたことが恥ずかしくて手が止まってしまう。
同時に普段から修が自分を見ていたことがわかって反応に困ってしまった。
私のこと見ていてくれたんだ?
なんて、もちろん言えないし。
「ね、寝不足だったから」
「あぁ、そうだよね。目の下にクマができてたもんね」
「まだ、できてる?」
聞くと修はグイッと体を寄せてきた。
急に近づいた距離に心臓がドクンッと大きく撥ねる。
思わず後ずさりしてしまいそうになるのをグッとこらえた。
「少しマシになってる。昨日は眠れなかったんだっけ?」
「う、うん」
「じゃあ、今日はちゃんと眠れるといいね」
そう言ってニッコリと微笑む顔にやられてしまう。
昨日は恐怖で眠れなかったけれど、今日は別の意味で眠れないかもしれない。
そんな予感がしていたのだった。



