命令教室

そう言う修の顔には疲れが滲んできている。
決して後ろ向きな発言はしない修だけれど、実は誰よりも疲弊しているのかもしれない。


「そうかもしれないね。探してみなきゃ」


口ではそういうものの、すぐに動くことはできなかった。
今日は朝からなにも食べていないし、体力的にも限界だ。


「ちょっと、休憩してからにしない?」


どんなに食欲がなくたって、スープくらい口にしないといけない。
少しでも口になにかを入れれば気分も変わるはずだ。


私の提案に修は「そうだな」と頷いた。


食堂へ向かうために立ち上がろうとした、そのときだった。
机の下にキラリと光るなにかがあることに気がついて私は動きを止めた。


「どうした?」

「なにかあるみたい」


早口に説明すると、修が畳に頬をこすりつけるようにして机の下を確認した。
そこには確かにキラッと光るものがある。
私達は座り込んだ状態で目を見合わせた。
まさか!