純子は窓の外を指差している。
すぐに窓に駆け寄ってグラウンドを確認したけれど、そこにはなにもなかった。
そして、誰もいない。
「嘘、彩と花は!? どこに行ったの!?」
さっきまでグラウンドにいたふたりがいなくなっている。
足を怪我していた彩と、倒れてしまった花がこんなに早く移動するなんてことはありえない。
だとすれば……。
「今度はふたりが同時に消された……?」
自分で呟いて喉の奥から悲鳴が漏れ出した。
「ふたり同時ってなに!? そんなことあるの!?」
香がパニックになって叫ぶ。
私はぶんぶんと左右に首を振った。
「そんなのわかんないよ! でも、いなくなったじゃん!」
命令に背いたふたりが同時にいなくなった。
ということは、これから先も同じように複数人が同時に帰されることがあるかもしれないと言うことだ。
すぐに窓に駆け寄ってグラウンドを確認したけれど、そこにはなにもなかった。
そして、誰もいない。
「嘘、彩と花は!? どこに行ったの!?」
さっきまでグラウンドにいたふたりがいなくなっている。
足を怪我していた彩と、倒れてしまった花がこんなに早く移動するなんてことはありえない。
だとすれば……。
「今度はふたりが同時に消された……?」
自分で呟いて喉の奥から悲鳴が漏れ出した。
「ふたり同時ってなに!? そんなことあるの!?」
香がパニックになって叫ぶ。
私はぶんぶんと左右に首を振った。
「そんなのわかんないよ! でも、いなくなったじゃん!」
命令に背いたふたりが同時にいなくなった。
ということは、これから先も同じように複数人が同時に帰されることがあるかもしれないと言うことだ。



