命令教室

充はまだ納得していない様子だけれど、バッドを投げ出して攻撃的な態度はやめた。
これで少しはまともに会話ができそうだ。


「とにかく、今日の命令に従わないといけなさそうだよな」


正志がホワイトボードを指差す。
このまま助けが来ないということは、命令に従わないとまた誰かが消えてしまうということだ。
私はゴクリと唾を飲み込んだのだった。