やくざ、おるよ、という人がいる。
 まず、著者が何かすることのよって私が私と違う人間になるという考え方をしている。
 しかし、犬がにゃーと鳴いたら、猫か、というと、そうでない。犬はやはり、犬である。犬がにゃーと鳴こうが、ぎゃーと鳴こうが、犬は犬。
 よって私が何をしようと、やくざでもなく、美少年でもなく、かっこよさしかないやつでもなく、自分は自分である。