(殺傷能力の高いショットガンか。不用意に近付くことは難しそうだな)
建物の構造上、出入り口は見張りが立っているドアだけだろう。だが、桜士が所持している拳銃と見張りが持っているショットガンでは威力の差は試さなくても想像できる。
「応援が来るのを待つしかないな」
自分に言い聞かせるため、桜士はその言葉を口に出した。心の片隅では、「こうしている間にも四月一日先生が危ない目に遭っているかもしれない!」と叫び、考えもなしに飛び込んで行こうとする自分がいるためである。
『九条くん、応援が来るまで絶対に単独行動しないこと!いいね?』
上司であり、この事件の指揮官を務めている安藤(あんどう)警視正から送られてきたメールを桜士は見つめる。警察は縦社会。上の人間に逆らうことは決して許されない組織である。
「クソッ!」
桜士は握り締めた拳で自分の太ももを叩く。こんな山奥に完全装備の警察官たちがやって来るには、相当な時間がかかるだろう。少なくとも全員が集まり、アジトに突入するのに三時間はかかると桜士は予想する。
建物の構造上、出入り口は見張りが立っているドアだけだろう。だが、桜士が所持している拳銃と見張りが持っているショットガンでは威力の差は試さなくても想像できる。
「応援が来るのを待つしかないな」
自分に言い聞かせるため、桜士はその言葉を口に出した。心の片隅では、「こうしている間にも四月一日先生が危ない目に遭っているかもしれない!」と叫び、考えもなしに飛び込んで行こうとする自分がいるためである。
『九条くん、応援が来るまで絶対に単独行動しないこと!いいね?』
上司であり、この事件の指揮官を務めている安藤(あんどう)警視正から送られてきたメールを桜士は見つめる。警察は縦社会。上の人間に逆らうことは決して許されない組織である。
「クソッ!」
桜士は握り締めた拳で自分の太ももを叩く。こんな山奥に完全装備の警察官たちがやって来るには、相当な時間がかかるだろう。少なくとも全員が集まり、アジトに突入するのに三時間はかかると桜士は予想する。



