Cherry Blossoms〜咲き誇った花の名は〜

「クラウディオ先生!?申し訳ありません!お怪我は?」

桜士はいきなり攻撃をしてしまったことに顔を真っ青にし、謝る。クラウディオに、ウクライナ出身の内科医であるナタリア・ソーニャとケニア出身の看護師であるアルオチ・キバキが「大丈夫!?」と言いながら駆け寄り、クラウディオはニコリと笑いながら手をひらひらと振った。

「大丈夫大丈夫。元はと言えば、声をかけずに肩を叩こうとした僕が悪いし」

「いや、ずっと一花の名前ブツブツ言ってる奴に声をかけようと思いたくないんですが」

クラウディオの言葉に、ウガンダ出身の小児外科医であるヨハン・ファジルが突っ込む。ヨハンはどこか呆れたような目で桜士を見ていた。桜士はこの場にいる人を確認し、目を見開く。

アメリカ出身の麻酔科医であるアルフレッド・ブレイディ、インド出身の薬剤師兼臨床工学技士であるリティク・タゴール、ドイツ出身の産婦人科医であるモニカ・ハイド、オーストラリア出身の看護師であるオリバー・ホープ。全員が、この場にいる。