律が出て行った後の部屋は暗くて、 静かで、 何もなかった。 僕の今の心の中を表しているようだった。 窓から外を見れば、まだ雪は降っていた。 「……僕は… …どうしたら…いい…?」 誰にとかではなく、 ただ、答えのない質問を呟いた。 「…また…… …一人になっちゃったな…」