と、甘ったるい声を出されると、 「……っ」 と、身を引いてしまう。 「咲先生、俺に教える気があるの?」 王子颯斗は咲の顔をのぞきこんだ。 「教える気はある。でも、この問題は咲にはわからない」 物理なんて、苦手科目を出されても。