……っ。 そんなにはっきり聞かれると困っちゃうよ。 だって、ダメじゃないし、むしろしてほしいんだし。 だから咲は、あたりをきょろきょろ見回して、誰もいないことを確認してから、颯斗の耳元でこそこそ言った。 「キス、してください」 「ん? 聞こえない」 颯斗は、耳に手をあてた。