「なに? 颯斗」 息をぜいぜい切らせながら、ひざに手をあて颯斗に聞く。 「屋上でもよかったんだけど」 そう言いながら、颯斗は中庭のベンチに座った。 だから咲も隣に座った。 「今年は中庭での出し物がなくて、さっき見たら人が全然いなかったから」 「それで走ってきたの?」