「……ったく。うっぜ。どけどけって」 捨て台詞をはきながら、男子たちは他のクラスに行った。 「ケガはない? つかまれた手首は痛くない?」 颯斗は咲にも玲菜ちゃんにも聞いてくれた。 「はい、大丈夫です」 玲菜ちゃんが細くて小さな声で答えた。 その声が震えている。