偽恋人の恋愛事情




「会長に喧嘩売るんだったら先に私たちがそれ買ってやるわよ」

んーなんか…
私を見ているようだが

「受けて立つわよ!」

え、まさか私こんな風に見えてた?


クラスメイトは確実に引きながらそそくさと退散していく



「あー…坂下さん、松本さん?」

「会長!」



「私たち、会長のような女性になりたいんです」

急にどうした

「堂々と喧嘩を買う姿かっこよかったです」

あんまり嬉しくない響きだな

「会長にまとわりつく悪い虫は私たちが排除します!」

け、結構です


「あの時のこと、ずっと謝りたかったんです」

坂下さんが気まずそうに私を見る

あの時?
あー私が泥かけた時の


「今更ですけど、ごめんなさい!」
「ごめんなさい!」

あらあら

「こちらこそ。泥かけてごめんなさいね」


私の言葉にぱああっと明るい表情に変わる2人

まあ…あんなあからさまなイジメするくらいだから多分この2人は相当おつむが足りてな…
いえ、相当楽観的な人間なのでしょうね


「私たち会長についていきます!」

け、結構です

「よろしくお願いします!」

結構です!