偽恋人の恋愛事情



翌日


「おはようございます」

「え、あ、おはよ」


今日は昨日とは逆で、前を行く鈴本くんを私が見つけたので少し早歩きで隣に並んで挨拶をした

ふふ、貴様も今驚いたな

おあいこじゃ


「どうだった?」

「え?」

「昨日の勉強会」


え…あー

えーと


「楽しかった…です」

「よかったね」

「はい」



連日通り、下駄箱で分かれた私たち

軽くため息をついて上履きに…

あれ…

「ない」


上履きがない

あれ?おかしいな

昨日はちゃんとしまった。間違いなく

んー…?



「おっはよー会長サン!」

あ…
この声は

鞄を軽く叩かれ振り向くと、坂下さんと松本さんが並んでいた


「昨日はごめんね〜」
「急用できちゃってさぁ」



「てかどうしたのー?」
「下駄箱の前で止まったりなんかして」


くすくすと笑っている2人

「もしかしてこれ探してた?」
「落ちてたから拾ってあげたよ」


2人が一つずつ掲げたのは私の上履き



なぜか知らないけど…びしょ濡れになっている



…なるほど
そういうことか

あまりにいかにもすぎる気もするが


これは

俗に言う…


いじめだ