偽恋人の恋愛事情




下駄箱で楓くんと別れて教室へ向かう


「会長〜!」
「おはようございますー!」


この声は

「坂下さん、松本さん」

久々に見た彼女たちは、少し陽に焼けていた


「夏休み明けからお熱いですねー!」
「手繋いで登校なんて!」

ふふ

「そうですね」

私がすんなり同意したせいか、2人がちょっときょとんとする


「会長…なんか変わりました?」

「え?」

「なんか、可愛くなった!」

え、嘘

「恋する乙女は可愛くなるっていうもんね!」

……


「そりゃ、恋してますからね」

「「!」」

ふふ、何その顔


「か、かか会長が笑ったー!!」

え?

「可愛すぎてびっくりした」


な、なによ


「ねね!夏休み何があったの?聞かせてくださいよー!」

「聞きたーい!」


!!


「い!や!で!す!」


「ケチー!」
「ケチケチー!」


相変わらず騒がしい2人だ…