「初めまして、春正の父の壇悦夫です」
「は、初めまして。城木雪音です」
「いやぁこんなに美しい方だとはね!お父さんとはよく飲みにいくよ」
それはーどうも(?)
「春正とのお見合いはいかがだったかね!君のように優秀で美人な女性がうちに来てくれるととても嬉しいな!」
ガハハハと笑う
ほ、本当に春正さんはこの人の血を引いてみえて?
「いや、えっと私は…」
「いやぁ雪音さんか!素敵な名前だ!壇雪音!素晴らしい響きじゃないか!」
えええええ!
「父さん!雪音さんはもうお帰りになるんだから!」
春正さんが私たちの間に入って止めてくれる
「何を言ってる!私も交えて話をしたい!夕食も一緒にとろう!」
え、ええ
「父さん!」
今日は楓くんのところに…帰るって約束してしまったのだが…
「さあ乗った乗った!」
「あの、えっ」
「もし息子との縁談がうまくいけばきっとお互いの会社の未来も明るいな!縁というのは素晴らしい力を持っているからな!」
…う、、わぁ
断りづらぁ…
いや、父親のことなんてどうでもいいよ?
父親の仕事がうまく行って欲しいなんて思ったことないよ?
でも間違いなく父は力を持っている人間だし、兄さんもその会社にいるし
腐っても家族だし?
そりゃ私のせいで険悪になったりしたらそれは申し訳ないよ
お母さんも一緒に支えてたわけだから私は父の仕事を応援する義務があるよ
だからそんなこと言われると…
逃げ道がないよ!!


