偽恋人の恋愛事情




いくつか料理が運ばれてきて、少しずつ食べながら

たわいのない話をする


趣味だとか、学校のこととか、勉強のこととか

将来のこととか、友達のこととか

そんな本当にたわいのない話だ


だんだん打ち解けてきたのか壇さんからも緊張が解けていった



「生徒会長なんですね」

「はい」

「すごくお似合いです!イメージできます!」

「ふふ、生徒会長なんて名前だけですよ」

「いやいや!他の生徒たちからいろんなこと頼られたりするんじゃないですか?」

それは…まあ

「時には」

「やっぱり!」


偽物の彼女とか頼まれますよ

まじで。


「僕は実は勉強が苦手で、テストも相当頑張らないと上位には入れないくらいなんです」

「あら、そうなんですか」

「父親にはいつも怒られてました」

「うちも一緒です」

「え?雪音さんの成績でもですか?」

「はい。そういう人なんです」

「そうなんですか…」


「壇さんのお父様も厳しいのですか?」

私の質問にんーと少し首を捻る


「厳しい…というわけではないですが、結構熱い人で…お前ならできる!できるぅ!ってすごく、うるさいんです。物理的に」

物理的に?

「ふふ、賑やかなんですね」

「そうですね。かなり」

とほほと笑う