「…?」
少しの沈黙を置いて、壇さんがこちらを見ていることに気がついた
「どうかしましたか?」
「え!あ…いえ」
慌てて顔を前に向ける
きょとんとしているとちらっとこちらを見て恥ずかしそうに頭を掻く
「何度も言うようですみませんが…本当に綺麗だなと…」
…そ、そんなに何度も言われると流石に照れてくる
「ありがとうございます…で、でも今日はお見合いだからおしゃれしただけで、普段はこんなんじゃないですよ」
「いやいや、この前…と言っても一年前にお見かけした時も本当にお綺麗で…」
ああ
確か一年前に私を見て一目惚れしたとかなんとか…言ってた気がする
「たとえ容姿がいかに優れていようが、やはり大切なのは人間性ですから」
「…そう、はっきり言えるあなたは素敵だと思います」
…ちょ、調子が狂うな
「あまり壇さんの中で美化しないでくださいよ」
「そのつもりはないんですけどね」
からりと笑う
「今日1日で、もっと雪音さんのことを知れたらと思います」
…
「ええ、そうですね」


