偽恋人の恋愛事情




バタン


部屋のドアを閉めて息を吐く



「いやー父さんが上がってくるなんて思わなかったね」

兄も同じようにため息をついた

「うん」


……って!?


「なんでいんの!?」

「え、だから話したいことがあるって」

「だからって部屋入ってこないでよ!信じらんない!」

「ちょ、ちょっと待って別に変なことしないから!」

「当たり前でしょ!?変なことしたら眼球刺すよ!?」

待って待ってと私から離れて両手を上げる


なんなのほんと

疲れる!


「これは言わなきゃいけないことだから」

あーもう

「じゃあさっさと言ってどっか行って」

「わかったよ」

しょんぼりとされて鳥肌が立つ


「さっきもちょっと言ったけど、これは俺にとってもかなりキツいことで、少し抗議したんだけど…まあ言わずもがな父さんには通用しなかった」

はあ



「先週、父さんがね…お見合いをさせることを考えてるって言い出しだんだ」



…はあ、お見合い

兄さんが?


「勝手にすれば?私には関係ないし」

「何言ってんの、お見合いするのは雪音だよ」



……

……


は?