偽恋人の恋愛事情



私はもとより、こういった問題をなんとなく〜や成り行きで〜とは処理のしない人間だ

必ず筋の通った理由を見つけなければ了承などしない


だけど

いっぱいいっぱいになって爆発したこともあり

そんな細かいことを考えたり、計画的に事を進める余裕などなかった


ただ、私が彼に助けを求め、彼が当然のように受け入れてくれたことで

このめちゃくちゃな因果関係は成立してしまったのだ


世間的に見たらこの選択はワケわからないし、最善の選択とは言えないかもしれない

だけどもう私にもわからない

もう五里霧中でそんなこと考えてなどいられない


ただ彼が良かった

というだけだ


「私自身も混乱していないわけではありません。でも楓くんが助けてくれたから…この関係にこじつけてこうやって甘えさせてもらってるんです」

人生何があるかわかったもんじゃない


「私たちは偽物ですが、これは本物偽物関係なく、楓くんだからという話なんです」