偽恋人の恋愛事情



「もうっ!」

離れようとした時


ピンポーン




来たっ!


「俺が出る」

ソファから立ち上がって玄関に向かう背中


…どうせ来た時に玄関行かなきゃならないんだったらやっぱりくっついてる必要なかったじゃん!

もう!

無駄に心臓疲れた!



「やほー」

「何時だと思ってんだよ」

「いつものことだろ?サンキューな」


玄関からそんな声が聞こえる

ここにいて良いのだろうか


「驚くなってなんの話だったわけ?」

「見ればわかる」

「なんだよもったいぶんなよ」


声が近づいてくる

謎にちょっと緊張した


家から持ってきた自分のパジャマ

紺色のちょっと良い生地の上下セット

最近は蒸し暑いので夏用

太ももの半分くらいまでの長さの半ズボンと、薄い長袖のシャツタイプのパジャマ


そのパジャマの裾を握ってちょっと体を硬くしたまま、ソファの前に立つ


どんな反応するんだろう