ぎゅ
!?
私の手を強く握る楓くん
「表向きは高見さんの家にいる。でも実際は俺ん家で同居」
ど、どどどっ同居!!?
「そっそそそんなことっ!」
「雪音さん。家出はやるからには徹底的にやりましょう」
ぱお
「18年間もあの家で窮屈に暮らしてきたんですから、少しの夏休みです」
「だってさ、雪音」
で、でも…
「自分の心に自由になってみてください」
…
〜〜〜っ!
「…お、お願いします」
「よっしゃ」
「かしこまりました!」
だっ大丈夫なの!?
後先考えず、メチャクチャで
五里霧中に突っ走っている気がするが
「雪音」
!
「少しの夏休み。俺の家でうんと羽伸ばしなよ」
…
「うん」
まあ……いっか!
「お荷物は後で運びます。お着替えと学校の物とその他諸々ですね。それからお父様とお兄様には私からうまいこと伝えておきますのでご心配なく」
なんか私以上に高見さんやる気なんだけど
「あの、高見さんは大丈夫なんですか?」
結構リスク高いと思うんだけど
「問題ありませんよ。それにね?雪音さん。
私を雇ったのはお父様ではなく、あなたのお母様です。」
!
「きっとお母様だったら許してくださいますから」
…それも、そうだね
「はい!ありがとうございます!」


