偽恋人の恋愛事情



「それか俺が親父さん殴ってやろうか?」

「うわーお願いしたいー」

「任せなさい」

「ふふふ」

楽しい


「ついでに兄もお願いします」

「練習しとくか。アッパーと昇竜拳」

「私もやります」

「ムキムキになるかもね」

「それはちょっと」

楽しい


「昇竜拳といえば、この前なぜか佐賀とスニッチのジェネブラで遊んだんだけど、雪音やったことある?」

「ゲームとかやったことないです」

「やっぱそうか、じゃあやろうよ。俺の家はいつでも歓迎だよ。だから逃げ出したくなったらおいで」

…うん

「ありがとう」

嬉しい



「というか、佐賀くんと仲良いんですね」

「中学からの付き合いだからね。特別仲良いって言うわけでもないけど、なんだかんだつるんでる」

「今朝屋上で会いましたよ」

「屋上?そんなとこ行ったの?」

「まあ色々あって」

「へぇ」

「最近彼は制服をちゃんと着るようになりました」

「ふーん」

「髪の毛は相変わらずチャラチャラしてますけど」

「佐賀なんてどうでも良いよ」

えーふふ

「お友達なのに」

「わお、友達だったんだ俺とあいつ」

「ふふ、ひどー」


この時間が続けば良いのに