俺が目の前に居るのに見ないなんて。

俺だけで頭いっぱいにしてくれたらいいのに。


なんて思いながら彼女を眺める⎯⎯⎯


眉間に皺を寄せメニューを見ている彼女。


……そんな顔も可愛い。



迷ってるようなので、

どちらも頼み二人で分けて食べようと提案しつつ、 俺の株もしっかり上げる。

それに、そうすればあーんが容易にできて一石二鳥だ。


そうして彼女と食べたり話したりしていると


楽しくてつい彼女をからかってしまい、彼女が不服だという風にむくれる。



…ふっ、瑠花ちゃんはどんな表情も可愛いな。


ていうか俺必死すぎない?

まぁ、彼女のこんな顔見れるなら別にいいか…


なんて思っていると不意に笑顔を見せてくれた。