……本当に大丈夫だろうか。


そう心配になっていると⎯⎯⎯⎯



「瑠花は僕と離れてても平気なの? 僕はひと時も離れたくなくて仕方ないのに…」



クゥンと犬が耳を垂らすように言われた。




「…ッ。そ、その顔で言わないで!ずるい!
そんなふうに言われたら拒めないじゃん」


「ふふ、でも…逃がさないよ? 一緒にいるって約束したからね?」




と理斗の瞳孔が開きました。


それ本当に怖いんだって!


まぁ、そんな彼の執着を嬉しく思う自分が一番怖いけど。




「っ…そ、それと、 生活費とかもろもろはどうするの?
私もちゃんと払いたいよ」