⎯⎯⎯な、なんですと?!

そんなハードなこと…した事ない。

ど、どうすればいいの…?



「るーかー、おねだりしてくれなきゃキスしないよ?」


「うっ…だって、そんなのした事ないし…」


「したことあったらそいつ消してるよ?」



とブラック理斗の参上にゾクゾクする私は末期だ。



「あ、あの…」

「うん?」


「その……」

「うん」



モジモジする私を綺麗な笑顔で見つめ続ける理斗。


……うぅ、 も、もう! なるようになれ!!



「り、と……もっと、ちょうだい?」



上目遣いで理斗を誘惑するように私も頑張ってみた。


なんと……お見事。

彼の瞳が情欲を孕み、ギラりと光った。


その目にドキッとして攻めたくなり、私から口付けると

彼は目を見開いて顔を赤く染め上げた。



……可愛い。 もっと見たい、かも。