えぇ…そんな決まりありましたっけ……

ていうか、二人で二人の体を作るってなに?

哲学?……あと譲ってとは? 一体なにを?


なんか変態チックで色々ツッコミどころが多すぎる。



そして、朝から瞳孔が開いた目で

ニコッと笑いながら迫られるのはなかなかに怖い。


背中に電流が走るような感覚に襲われるからちょっと困る……こそばゆいというか。



「だ、だって、私家政婦としてここにいるのに…ほとんど何もしてなくて申し訳無さすぎるよ」



チラチラ彼の様子を伺いながら言うと


彼は少し怪しい影を覗かせた瞳で、トロっと密のような甘い笑みを浮かべて……



「瑠花は僕の傍に居てくれるだけでいいんだよ。
……でも、何かしたいなら毎晩一緒に寝て?」



またトンデモ発言です。