すると、二人とも少しビクッとした後

シュンっと肩を落としながら返事をした。


「「はい…」」



なんか最後は少し可哀想に見えたけど…

ここで甘やかしてたら二人とも好き勝手しだすに違いないし… 仕方ないよね…?




⎯⎯⎯そうして、二人に焼きを入れるも


翌日以降もしっかり距離を詰めてくる二人に


もはや呆れて、ものも言えなくなるのであった。




ちなみに怒られた時の二人は…


その新鮮さと、上気した頬に潤まった瞳がキラキラして綺麗で見惚れていたのだ。

そのせいで、さらに怒られたことにシュンとしていたなど瑠花は知る由もない。



そして周りの人々は…

先程までランランだった二人に釘を刺した瑠花に驚き

お通夜な雰囲気になった二人を哀れに思うのであった。



恋する乙男よ、頑張れ。   by 食堂に居た者



こうして一学期は終了し、あっという間に夏休みを迎えたのであった⎯⎯⎯。