ここはいつも静かだ。 小さな四阿 小山に垂れる滑り台に、砂場ぐらいしかない公園 赤く染まった滑り台に影を落としはじめる この黄昏時の空気に荒れた感情が凪いでいく 境界線が薄れるこの時間だけ 私は"私を"忘れることが出来る そうして無を迎え、影に満ちた時 私はまた消えてしまいたくなる⎯⎯⎯⎯⎯⎯