XYZ

「起きた？」
「…」

ここはどこなのか。
冷静になり、落ち着いて考える。


「えっ！あ、」
「頑張ったね。緊張しすぎたのかな？」

目を開けると私は保健室にいた。
ベッドの上に寝ていて、横には保健室の先生が椅子に座っている。

「いたっ…」

左の足首が痛む。
恐る恐る白い掛け布団を捲ると、私の足首には白い包帯が巻かれていた。

「折れてはいないけど、捻挫かな。冷やしておいたから、心配なら病院いくことね。」

確かに、少し足がひんやりとしていた。

それにしてもあんな短距離を走っただけで、気を失うなんて…



流石にこの足だから、私は半年ぶりくらいに送迎車を呼んだ。
私の足を見て、お手伝いさんたちはびっくりして医者を家に呼んでくれた。
結果少し安静にしていれば良くなるということだったので一安心。

私は安心して自室に戻り、ずっと開いていなかったLIN○をチェックした。
意識が無かったから、結果も分かっていなかった。

スマホ画面を見ると、今までにないくらい大量の通知が来ていた。
特にクラスLIN○は凄まじい量になっている。
何があったのか、と思い私はクラスLIN○を開いた。


「あ、」