「お疲れ様です!」
「安在さん!」

私とナナミがシフトを終えると、スタッフルームにはまだ安在さんがいた。

「安在さんどうしたの?結構時間遅いじゃん!」
「あはは、忘れ物しちゃって…」

そう言って可愛らしい顔で微笑む。

「ほんと、かわいい!安在さん癒し~!!」

ナナミは既に安在さんにメロメロである。
隣に彼女がいるにもかかわらず…!

横目でナナミを少し見てみると何かを察したようで、ナナミはとろけていた顔を元に戻した。


でもこの時間なんて遅すぎる。
私の中の解釈であるから、普通の高校生はこのくらいの時間でも普通に出歩くのだろう。

元気に「お疲れ様です!」と言って安在さんは帰っていった。


「ニカ、ヤキモチ?」
「はあっ!?」

私は思わず大きな声を出してしまった。
自分でも驚くくらいの大きな声に、咄嗟に両手で口元を覆う。

たしかにあの子は可愛いけど、あんな対応…

「はいはい、怒んないでーアイス奢るから」
「ハーゲ○○○ツで!期間限定の!」
「わかったよー」

私の話を聞き流すかのようにナナミは着替え室に入っていった。