「おはようございます…」
「ニカ!おはよ!」
バイト先に着くと、昨日あんなり動き回ったのにいつもと変わらないナナミがいた。
私もちゃんとしなければと、自分の顔をパンっと軽く叩き、気合を入れた。
そう。サービス業なのだ。
嫌なこと、気にくわないことがあったとしても、それを表にだすことはご法度である。
「いらっしゃいませー」
ナナミは一切疲れを顔に出していない。
その様子をみて、もう一度しっかり気を引き締めた。
お昼をすぎた頃、私は休憩に入る。
今日の休憩は誰も被っていないため1人だ。
こういう日は1人の方が落ち着く。
ロッカーに入れていたカップラーメンにお湯を注ぐ。
カップラーメンを知ったのも、ナナミに出会ってから。
今までの私だったら縁が無かったものだ。
2年生になってまだ半年も経っていない。
でも世界が変わった。
私から見える全てが変わった。
結局、私は何一つ変わっていない。
お父様の呪縛を一生とけないで、私はいいなりのまま、生きていくのかな…
考えすぎて少し時間を置いてしまったカップラーメンに手をつける。
少し柔らかすぎる麺をすすりながら、どうにも出来ない現実に、
「な、んで…」
「ニカ!おはよ!」
バイト先に着くと、昨日あんなり動き回ったのにいつもと変わらないナナミがいた。
私もちゃんとしなければと、自分の顔をパンっと軽く叩き、気合を入れた。
そう。サービス業なのだ。
嫌なこと、気にくわないことがあったとしても、それを表にだすことはご法度である。
「いらっしゃいませー」
ナナミは一切疲れを顔に出していない。
その様子をみて、もう一度しっかり気を引き締めた。
お昼をすぎた頃、私は休憩に入る。
今日の休憩は誰も被っていないため1人だ。
こういう日は1人の方が落ち着く。
ロッカーに入れていたカップラーメンにお湯を注ぐ。
カップラーメンを知ったのも、ナナミに出会ってから。
今までの私だったら縁が無かったものだ。
2年生になってまだ半年も経っていない。
でも世界が変わった。
私から見える全てが変わった。
結局、私は何一つ変わっていない。
お父様の呪縛を一生とけないで、私はいいなりのまま、生きていくのかな…
考えすぎて少し時間を置いてしまったカップラーメンに手をつける。
少し柔らかすぎる麺をすすりながら、どうにも出来ない現実に、
「な、んで…」



