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真実は私だけの中に留めておこう。
私と同じ思いは、あなたにして欲しくはない。
知らなくても良い真実がある。
白いドレスに身を包む。
「私がデザインしたんだから、絶対これじゃなきゃ嫌だ!」ってワガママなんだからね。
私のためのデザイン…
世界に一つだけのドレス。
「ナナミ、もうこっち向きなさいよー」
「自分の、ドレス、緊張するっ」
「何デザインしたか、自分がいちばん知ってるでしょ」
「だけど…」
ちらりと横目でナナミが私の方を向く。
「…可愛すぎる」
「だからナナミがデザイ…」
「ニカが可愛すぎる」
どうやら見とれているのか、表情が固まっている。
私は、はぁ、とため息をついて一言。
「可愛すぎるのは、どちらかしら?」
「っ///」
照れた。
固まっていた表情は、少し赤くなっていた。
「ほら、行くよ」
「…あ、あ、うん!!」
今日は私たちの結婚式。
式場には2人だけ。
私たちは永遠の愛を誓う。



