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 翌朝、目を覚ました美月は見慣れぬ天井に戸惑いながら起き上がった。

 昨日のことは夢ではなかったのね。

 何だか現実味が無い。

 ベッドから出て身支度を調えると、キッチンに向かった。涼が冷蔵庫は好きに使って良いと言っていたので、勝手に使わせてもらう。冷蔵庫は両開きになっていたため、両手を使って開いてみる。すると冷蔵庫の中にはビッシリと沢山の食材が入っていた。

 凄い……これ、何日分の食材なの?

 しかも高そうな食材も沢山入っている。