「…はあ」

ちょっと
気を緩めたら
視界がぼやけた

携帯は
鳴らない
鳴らさない

あの日から
電源を切ったまま

もちろん
店長からの連絡も
大好きな親友
友紀からの連絡も。

私最低だ。



店長は変わってしまった

あんなに
家族想いだったのに


私が変えてしまった


店長には
家族を大切にして欲しい

でも
私も大切にして欲しい


なんて
やっぱり
綺麗事だったんだ