あっ!
「らん…マネージャー!」
あー、やばいやばい。
名前、呼びかけたぁーっ!
ら、蘭斗さんのお顔が怖いことに…
ひぇ〜!
怖すぎる…っ!
「“恋”さん?」
や、やめてぇーっ!
その笑顔、怖い!
目が笑ってない!
「す、すみません…」
「今後から気をつけるように」
「はい…」
スタジオに入ると、『恋』としてのスイッチが入る。
「あっ、おはようございます!」
「おはようございます!」
次々とスタッフに話しかけられる。
「おはようございまーす」
ニコッと笑うとスタッフの方々の頬が赤くなる。
「風邪ですか?気をつけてくださいね」
「「「はぅっ!」」」
だ、大丈夫かな…?
「相変わらずだな、恋」
「そんなにすぐ変わらないよ〜?」
「小さい頃からのことな?」
「何?子供っつーことか?」
「ちげーし」



