隅野琴子(すみの ことこ)。13歳。中学2年。
よく、人と肩がぶつかる。
ドン……っ
早速家を出て数分。
今日もさっそく肩に軽い衝撃が走る。
「隅野さん…、ごめんねっ!」
「あ、いえ……、こちらこそ…」
常に「あ」を先頭に付けてしまうのが癖。
「ちょっとー気を付けなよー」
「だってー隅野さん影薄くて
いるの気付かなかったんだもーん」…
よく、人から
”影が薄い” と言われる。
毎年クラスに数人は必ずといっていい程いる
デリカシーのない男子には
「お化け」「霊」と言われる始末。
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